ケアレスミスは勉強不足
「ケアレスミスが多くて・・・。」という悩みをよく聞きます。
「もっとよく問題を読めば・・・。」
「ちゃんと丁寧に書けば・・・・。」
ケアレスミスが起こる原因は色々あります。
しかし、その原因をよくよく深堀りしていくと、この結論に至ることが多いです。
「勉強不足。」
「え?ケアレスミスは勉強量とは関係ないでしょ。」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それが実は関係あるんです。
分かりやすい例が国語のこの問題。
Q次の単語を現代仮名遣いに直し、全て平仮名で書きなさい。
子ども:「『全て平仮名で書きなさい。』を見落としてました。ケアレスミスです・・・。」
確かにしっかり読んでいないのも原因ですが、そもそも前提として、この手の問題は「全て平仮名で」という指定がある問題の方がはるかに多いのです。
そのため、しっかり色んな問題を解いている人なら、「これは平仮名で答えるよね?」と当たり前のように確認します。
その確認をしようと思えなかったということは、「あまり問題を解いていないか、まる付けを雑にしているんだろう。」と僕なら思ってしまいます。
数学でも同様のケースがあります。
「いや〜、こんな引っ掛けがあると思わなくて。ちゃんと読めば良かったです。」
「いや、このひっかけはあるあるだから。本番の前の問題演習で気づかないとだめなんだよ?」
本人は本番で起きた些細なミスと思っていても、僕ら講師から見たら、そもそも勉強不足だなと感じるケアレスミスは多々あります。
本番の見直しももちろん重要ですが、そういうミスが減るだけの量の演習を、まずはやっていきましょう!