学生時代の事件簿2:ターゲット1400事件

(コナンぽいタイトル入れてみた)

 

 

僕は高校生のとき、英語で点数がなかなか取れませんでした。

 

自分の中では結構勉強をしているつもりなのに、です。

 

「くっそー、なんで上がらないんだー。」と思っていた高3の春、この事件は起こります。

 

 

個人塾に通っていた僕は英語を受講していたのですが、突然担当講師が変わったのです。

 

新しくきた先生の名はF先生(仮)。

 

F先生は最初の授業が終わると、僕たちにある単語帳を渡してきました。

 

その単語帳がこれ。

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ターゲット1400という単語帳です。

 

 

「1400!?

なんで俺がこれやらなあかんねん!」

 

これが単語帳をもらった僕の感想です。

 

 

僕の高校ではこの単語帳よりレベルの高い、ターゲット「1900」を学校教材として使っていました。

 

 

つまり、この単語帳を渡されたということは

 

「お前は自分の通っている学校の教材を使えるレベルにも達していないよ。」

 

と言われたようなものです。

 

 

当時の青い藤井青年は怒り心頭です。

 

「オイ、ナメンナヨ。」

 

 

その後、塾ではターゲット1400のチェックテストが毎週はじまったのですが、

僕はこの単語テストで満点をとり続けました

 

 

そらそうです。僕にかかれば1400なんてへっちゃらだったから・・・・。

 

ではありません。

 

めちゃくちゃ勉強したからです。

 

 

 

「こんな単語帳よこしやがって。舐めんなよ。」とかいいながら、実際にその単語帳を開いてみると、かなりの数の単語が覚えられていないことが判明しました。

 

 

正直、絶望しました。自分がこんなにレベルが低かったのかと情けなくなりました。

 

 

しかし、ここで諦めるわけにはいきません。

 

なぜかって?

 

僕には「せめて塾の他校の子には賢く思われたい」という謎のプライドがあったからです!笑

 

「実際は1400レベルも分からないやつだとは思われたくない!」という気持ちだけで、猛勉強をはじめました。

 

今までの小テストなら、「今日は忙しかったから。」と諦めるような日も、この謎のプライドを守るためだけに全力で勉強しました。

 

「俺にかかれば1400は余裕キャラ」を一生懸命守っていました。

授業の始まる1時間前には塾に行って、最後の確認をコソコソとしていました。

 

そうやって、ギリギリのところで満点をとり続けました。

 

 

 

するとなんということでしょう。

 

僕の英語の成績は爆発的に伸びました。

 

 

皮肉なことに、レベルが低いと馬鹿にしていた単語が自分の学力を爆上げしたのです。

 

 

これがターゲット1400事件です。

側から見たら、事件でもなんでもないですが、当時の1400を渡された時の悔しさ、それで点数が伸びたときの驚きを考えると僕にとっては大事件なのです。

 

 

 

この事件からの学びは2つあります。

 

 

①点数の伸び悩みの原因は基礎にあることが多い。

→これはマジで多いです。高校生でも中学生でも、英語でも古文でも、「基礎的な単語、文法が抜けているから点数が伸びない」という子は本当にたくさんいます。

もし、点数が伸び悩んでいるなら、一度基礎的な問題集で基礎を確認してみてください。

 

 

②その場しのぎでもいいから満点をとれ!

→もちろんコツコツやるのがベストではあります。しかし、最悪詰め込みになっても構わないから絶対に満点を取るんだ!というこだわりを持って、泥臭く勉強し続けるとだんだん勉強のリズムがついてきたり、勉強のコツが掴めてきたりするので、どんな形になっても満点にトコトンこだわって欲しいです。