綺麗な授業はいらない
僕が授業をする上で大切にしていることは、「目の前にいる生徒ができるようになる授業をする」ということです。
一見、当たり前のことに聞こえますが、これが本当に重要なことだと考えています。
僕は大学一年生から某大手集団塾で講師としてアルバイトをしていました。
そのとき、研修授業や先生が集まって模擬授業をするという機会が何度かありました。
そこで、偉い先生方が注目しているのは「教える時の言葉遣い」、「教える順番」、「いかにたくさん、子どもたちに当てるか。」ということでした。
「ここはこういう言い方の方が綺麗だよ。」、「ここから先に教えるといいよ。」、「もっと子どもたちに話を振ってね。」など色んなアドバイスをたくさんいただきました。
・・・・が、今の僕はこう思うんです。
「そんなことより目の前の生徒が本当にできるようになったかが重要じゃない?」って。
教え方とか、何回子どもたちに話をふったかなんていうのはあくまでテクニックです。
目的は「子どもたちが勉強をできるようになること」にあるので、そこに一番頭を使うべきです。
ということを考えながら、授業をし続けた結果、
今の僕の授業は、大手塾のアルバイトの子がやったらあまり褒められないような授業になっています。
例えば、進度も一定のリズムではありません。
目の前の子どもたちが苦戦していたら、通常の2倍時間がかかっても構わないので、じっくりやります。
授業中に話す例も、教科書にあるような綺麗な例文ではなく、みんなのインパクトに残るような、一発で理解できるような極端な例をだします。
子どもたちのために強くいうべきと思えば、強く言います。
「覚えるのは家でもできる」かもしれませんが、絶対に覚えてほしいので授業で覚える時間をとります。
綺麗な授業や先生界隈が褒める授業ではなく、
今いる目の前の子どもたちが点数を取れる授業をこれからも展開していきます!