部活と勉強について

僕は中学生のとき、クラブチームで野球をしていました。

 

そのチームの同級生で、一般的に進学校と呼ばれるような学校に進んだのは、僕ともう一人だけでした。

 

あとの子は全員野球によって進学するようなチームだったので、子どももご家庭の方針も「野球>>>>>>>勉強」という価値観の人が多い環境でした。

 

 

 

話は変わって、僕は高校生のときに、個人塾に通っていました。

その塾の先生は部活動には消極的なスタンスでした。

「あまりに活動時間の長いOO中のOO部やOO部のお子さんは、勉強時間が確保できないのでお断り」というルールがあったほどです。(今はどうか知りません。)

 

 

 

 

今挙げた、中学のクラブチームの親御さんと個人塾の塾の先生の部活動に対する考え方は対照的です。

 

 

僕はどちらが正しいかということをここで述べるつもりはありません。

 

 

「幸せ」は人それぞれですし、「物事への価値観」は人それぞれです。

 

 

 

しかし、僕個人としては「勉強」の力を信じています。

 

もし、学生時代をやり直すとしても、絶対に勉強を頑張ります。

 

 

 

また塾の先生として、勉強によって、子どもたちの未来を切り開くお手伝いをしたいと考えています。

 

 

ですから、「勉強を頑張る」ということは僕の価値基準ではマストです。

 

まして、しょうた塾に来ていただいているお子さんには必ず成績アップや志望校合格を実現してほしいと思っています。

 

 

毎日子どもたちの勉強のことを考えていると、昔は極端だと思っていた高校時代の個人塾の先生の意見も理解できるようになってきます。

 

部活によって入塾をお断りするのは、賛否両論ありそうですし、僕はするつもりはないですが、生徒が入ってくることによるお金よりも、生徒の勉強に責任を持ちたいという気持ちを大事にしたいからこそ、そんなルールが生まれたんだろうと思います。

 

 

ただ、その一方で、僕にはスポーツを続けながら、勉強を頑張ったという自分の経験もあります。

 

 

僕はクラブチームなので、定期テスト期間も関係なく練習や試合がありました。

 

引退も遅かったです。

 

 

はっきりいって、これらは勉強をする上でかなりのディスアドバンテージでした。

 

なければ、ずっと楽だったと思います。

 

 

しかし、クラブの活動は僕の勉強に「危機感とそれに伴う集中力」をもたらしました。

 

「人より時間がない。」、「後から挽回する時間は絶対に取れない。」

 

そういった危機感によって、僕は練習のない平日にかなり集中して勉強に取り組むことができました。

 

また書かなくても勉強できることは書かないといった勉強法で時間を短縮するなど、勉強の仕方にも工夫が生まれました。

 

 

 

部活によって勉強が雑になることには僕は大反対ですし、そうなるのだったら勉強を頑張るべきというのが僕のスタンスですが、

勉強も部活もどちらも全力で挑むということには価値があると思っています。

 

 

どちらも頑張りたい人は、それが大変な道であることを自覚して、一生懸命頑張ってほしいです。