「点をあげたい」と思えるには

shotajuku.hatenablog.com

 

前回の続きです。

 

子どもが「点数を上げたい」という気持ちを再び起こすにはどうしたらよいのかということについて。

 

 

塾ができることという目線、かつあくまで「僕の持論」というポジションで書いていきます。

 

僕の結論は

 

「日頃の勉強から結果にとことんこだわる。

 

そして、日頃の勉強から喜びや悔しさをたくさん感じるようにする。」

 

です。

 

 

成功体験の積み重ねで「欲」を大きくする

「日頃の勉強から結果にとことんこだわる」と当たり前のように書きましたが、「点数上がらなくていいや」メンタルに陥った子が、目の前の勉強に、自然にこだわるはずはないので、ここは大人の力が重要になってきます。

 

大人が何をするのかというと、「日頃の演習結果に対して、子ども以上に気持ちを込める」ということです。

 

目標に届けば、その都度、心の底から喜ぶのです

 

ここで大事なのは「心の底から」ということ。

 

「いい点が取れて、えらいね。」みたいなテイストではダメです。

 

「どっひゃー!満点じゃん!嬉しいいいいいいいいい。」

 

 

このくらいがベスト。(あくまで個人の意見)

 

僕の場合、良くも悪くも素でこれをしてしまうのですが・・・・。

 

「自分の頑張りで、誰かが喜んでくれた。」という経験は、子どもたちの「成功体験」になります。

 

成功体験が少しずつ積まれていくと、自分の勉強に自信がついてきます。

自信がついてくれば、「目標を掲げてみようかな」という気持ちも自ずと生まれてくるはずです。

 

また、人は同じ刺激には慣れてしまう生き物ですから、小さな成功体験をたくさん経験すると、小さな成功で得られる喜びには飽きて、もっと大きな成功体験を得たくなります。

 

「大きな成功体験を得たいという気持ち」が大きくなって、「努力したのに失敗するのが怖いという気持ち」を上回ることができれば、「別に点数なんて」メンタルから脱却できるはずです。

 

 

「失敗の経験」も大切

今までは「点数を上げたい」という気持ちをいかに大きくするかについて書きましたが、それと同時に「失敗するのが怖い」という気持ちを小さくすることも大事です。

 

そして、そのためにも日頃の勉強にこだわることが欠かせません。

 

具体的にいうと、「日頃の勉強から目標を掲げることで、悔しい思いも経験する」ということです。

 

子どものたちの今の環境を見ていると、定期テスト以外に勉強で「目標を掲げて挑む」という経験が少なすぎるように感じます。

 

そのため、必要以上に結果が出ることに対して恐怖を感じてしまっているのではないでしょうか。

 

 

日頃の演習から目標を掲げて、目標を達成したり、達成できずに悔しい思いをしたりすることを繰り返すことで、「ああ、失敗してもまた挽回すればいいんだ」ということを肌感覚で学んでいくはずです。

 

そして、目標を立てることへの恐怖心やハードルが小さくなっていくと思います。

 

 

 

結論

つまり、僕は点を上げたいとおもえない原因は、日頃の勉強の雰囲気やマインドにあると思っていますし、逆に日頃の勉強の姿勢が変われば、勉強のモチベーションも自ずと変化するとも思っています。

 

 

そういう意味で、塾の毎回の授業は子どもたちの勉強への気持ちを変化させる最高の手段です。

 

 

みんなが勉強を頑張りたくなるような授業を今日も展開していきます。